★井上歩美(紅葉編)
| 09/04 |
気付かれないよう、静かに忍び込む。 |
| 11/13 |
いいや、いつもの調子で。 |
| いいからおつちけ。 |
| 「べ、別に何でもないよ、景子」 |
| 仕方がない、正直に話そう。 |
| 「いや、その……ちょっと待ってよ」 |
| ……手を出しちゃおうかな……。 |
| 中庭 |
| 「大丈夫だって」 |
| 美術室 |
| 「一人でゆっくりしようと思っただけさ」 |
| 教室 |
| 「よし、ドサクサ紛れに脱出しよう」 |
| 中庭 |
| 「今から帰るトコロだよ」 |
| 「えっと、オレです」 |
| 先にフォローする。 |
| 11/14 |
「猫は、友達じゃなくてペットだろ?」 |
| 図書室 |
| 「最近だと『黒猫危機一髪!』かな」 |
| 屋上 |
| 「思い切り深呼吸すれば、もっと気持ちいいよ」 |
| 「じゃあ、ちょっと捜してくる」 |
| いや、校外だな。 |
| 校庭の方へ行ってみよう。 |
| 中庭 |
| 「よし、一緒に探そう」 |
| 裏庭 |
| 「冬は寒いからね」 |
| 11/15 |
「おはよう。今日もいい天気ね」 |
| 出来るだけ明るく、声をかける。 |
| 中庭 |
| 「オレじゃ不都合でもあるのか」 |
| 美術室 |
| 「一人で考え事?」 |
| 今朝のことも気になるし、行ってみるか。 |
| 屋上 |
| 「上手くいけば駅前ぐらいまでは」 |
| 「いや、まだ起きてるけど」 |
| 11/16 |
ちょっと会いに行ってみるか。 |
| 他に仕事を探す。 |
| 中庭の方へ行く。 |
| 裏庭を捜す。 |
| 教室 |
| 「もしかして、男とか?」 |
| 中庭 |
| 「木登りならお手のもんさ」 |
| 『今のうちに諦めとけ』 |
| 『穂波さんは、自分から立候補したんだからな』 |
| 『電話してもらったことなんてあるか?』 |
| 『今度で何人目なんだ?』 |
| 『そもそも、同**なんて間違いだ!』 |
| 『欲求不満は、別の所で解消しろ』 |
| 『少しは自重しら!』 |
| 11/17 |
屋上 |
| 「心地いいもんだな、秋の空気は…」 |
| 保健室 |
| 「今だけでも、忘れろよ」 |
「時間は、残酷なだけだ」 |
| 強引に、歩美ちゃんを抱きすくめる。 |
歩美ちゃんが振り返るまで、じっと待つ。 |
| 中庭 |
| 「ああ、その通りさ」 |
| 美術室 |
| 「だったら絵のモデルになってくれ」 |
| 11/18 |
「よ、おはよ」 |
| 「……じゃあ、ちょっと捜してくる」 |
| 自力で捜してみよう。 |
| 廊下を通って昇降口へ。 |
| 図書室 |
| 「その日の気分かな」 |
| 屋上 |
| 「うん。実によく見える」 |
| 11/19 |
「でも、見つけないとヤバイんじゃないのか?」 |
| 中庭 |
| 「似合うと思うけど」 |
| 「どうして、オレに協力するんだ?」 |
| 校庭 |
| 「秋っていうと、体育祭かな」 |
| 「……簡単には言えないな」 |
| 体育館 |
| 「別に、気にしないけど」 |
| 裏庭 |
| 転びそうな穂波さんの手を取る。 |
| 「…オレも、歩美ちゃんのことキライじゃない」 |
| 追いかける。 |