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SAVE3开始

第二章
「そういえば、どこかお主に似てたの」
「巫女舞って、確か……天鈿女命の歌舞
「で……こまちゃんの調子、どう?」
――今日ばかりは部屋の主も戻っ
例えば三歳児が描いた画を、母親が見
僕は一度玄関の中に戻り、傘立てから
「いっ、いや! いいよ。僕が行くか
「……昔は、よく……お兄ちゃんが
それから大きく深呼吸して、僕は居間
僕は隣の由に問いかけた。
「どうせ、部屋に篭もって悪巧みをしてい
僕はこりすを追った。
「こまさんは怒って下さらないから。何
第三章
「…………」
言わなくちゃいけない事もあるだろう
「ほりゃ!」
「……行こう」
「いや……やっぱり僕は。うん。後でで
「……由、ごめん」
「――まったくですわ」
A 「……御祓い」
「あれ? 由……」
「こっ、こまが目覚めたじゃとっ!?」
「ならば、尚の事赦せん。こまの信頼を
「それって、付喪神とか……そういう事
「…………」
「…………」
「……はいはい。まあいいですわ。
「だ、ダメっ」
「よし。守りは任せるのじゃ」
「……何じゃ。懐かしい感じじゃの」
「……っ……と、お兄様の眼の……
「こりす。昨日、僕に何を訊こうとして
「……お兄ちゃんは……それでいい
そこには、遠慮がちに僕の手に指先を
「ん……でも、やっぱり僕らにとって、
こまの服装は、巫女装束に戻っていた。
「……離れるって言っても、少しの
「さー。メシじゃメシじゃー」
「――あら。遂にアナタまで参戦で
「……お兄ちゃん、今日までありが
その前に、庇うように由が立ち塞がっ
「僕にきた、個展の話……君は正直、ど
「……行ってらっしゃい。お兄様」
「……明日。必ず、見送るから」
第四章
「おお、どうじゃ?」
「あの……どうもはじめまして。結乃由
「こまだった頃の事、覚えて……」
――唐突に、僕は一つ思いついた。
「……あの娘と一緒にいてくれた事、
「こり……す……」
――でも、舌はまだ痺れていた。
……とても、柔らかい感触だった。
「くっ……!」
「自分の事、嫌いにならないで……お兄

由 END

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